ファブリツィオ・コルネリ
Fabrizio Corneli
1958年―
ファブリツィオ・コルネリは、1958年イタリア・フィレンツチェ生まれ。大多数のアーティストと違いキャンバスを使いません。ブラシや他の種類の道具も用いません。影を素材とするユニークな創作テクニックで世界にその名を知らしめたアーティストです。
コルネリは光と影で作品を描きます。自然光または人工光の照らす様子を計算し、その光の通り道をさえぎるものを創作して配置。そうして現れた影は計算どおりの絵を作り出していくのです。
ファブリツィオ・コルネリは、人類は常に光と遊んできた、例えばストーンヘンジなどの古代遺跡などはまさに光と影の連続がベースとなっている、と話します。
また、光は形を作るエネルギーだとも言っています。
コルネリ作品は、計算された光と影の投影から生まれます。照明を消した状態では光の存在すらわかりませんが、照明を点灯した瞬間にシルエットが浮かび上がり、美しい絵を描き出します。それがコルネリ作品を非常に印象深いものにしています。
ファブリツィオ・コルネリの作品はブリュッセル、ローマ、パリなどの建物のファサードで見ることができます。日本でも何度か作品展を開いています。
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