ブライアン・ダフィー
Brian Duffy
1933年−2001年
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ブライアン・ダフィーは1933年、ロンドンに生まれた写真家です。セント・マーチン美術学校でファッションデザインを学び、1955年フリーランスのファッション・アーティストとしてハーパーズ・バザー誌に携わった際、商業写真と出会いました。デスクを行き交うコンタクトシートに感銘を受けて写真家へと転向すると、アシスタントを経て1957年からブリティッシュ・ヴォーグ誌に携わり、後にフレンチ・エルなど英国以外の雑誌や新聞でも活躍しました。
1960年代、それまでスタジオでのポートレート撮影が主流だったファッション写真を拒否し、ドキュメンタリー的なアプローチで業界の基準を大きく変えました。1960年代のロンドンで花開いたストリート・カルチャー “スウィンギング・ロンドン” の偉大なイメージメーカーとして、またストリート・ファッションフォトの先駆者として、デヴィッド・ベイリー、テレンス・ドノヴァンとともにセレブやモデル同様に有名なスター・フォトグラファーとして活躍しました。ジョン・レノンやポール・マッカートニーをはじめ多くのセレブリティも撮影しており、70年台にはデイヴィッド・ボウイと5回の撮影セッションを行っています。特にアルバム「アラジン・セイン」のジャケットに使われた写真は有名で、「ポップ・カルチャーにおけるモナリザ」と称されています。
▼公式サイトはこちらから
https://www.duffyarchive.com/