マウリッツ・コルネリス・エッシャー
Maurits Cornelis Escher
1898年−1972年
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「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で広く知られるマウリッツ・コルネリス・エッシャーは1898年オランダに生まれた画家(版画家)です。18歳の時に学校の美術の授業でリノカット作品を制作したのが版画との出会い。のちに美術学校に進学し、師メスキータのもとであらゆる種類の版画技法を身につけました。エッシャーはそれらを使いこなしただけでなく、複数の技法も組み合わせて用い、メゾチントとリトグラフという異なる性質を持つもの同士の組み合わせで制作する事すらありました。
摩訶不思議な作品は建築不可能な構造物や、平面を次々と変化するパターンで埋め尽くしたものなど、非常に独創的。作品のバリエーションは錯視を利用したものだけにとどまらず、数学的、工業的なアプローチを使ったものまで多岐に渡ります。2018年から2019年にかけて、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から選りすぐりの約150点が日本で初公開されました。
▼公式サイトはこちらから
https://mcescher.com/