マット・ゴンデックはロサンゼルスを拠点に活躍する、解体されたポップアイコンを描くアーティストです。

ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれたゴンデックは 幼い頃から自分がアーティストであることを本能的に理解しており、小学生の時に初めての作品であるコミックブックを制作しました。彼の最初の本格的な仕事はデジタル・イラストレーターとして音楽業界のライセンスウェアのグラフィックを作成することでした。その技術はその後の彼に自由を与え、30歳の誕生日には 自分の服とアートのブティックを開くことに繋がりました。しかし残念ながら 彼はすぐに自分はブティック経営には向いていないことに気づき、一年の賃貸契約終了と共に店を閉めました。その後 彼は自らの方向性を見失い、3か月間悩み続けました。
そんなある日、フリーランスのプロジェクトのために描き始めていたミッキーマウスのスケッチの山に触発され、ふと絵筆を手にしたのです。あるスケッチでは、ミッキーの頭が爆発していました。最初の絵を描き終えると、次の絵、次の絵、と彼は描いていきました。この時 彼は自分の特徴的な絵画スタイルを確立したのです。そして今でも、解体された漫画のキャラクターやポップアイコンを描いているのです。

ゴンテックは漫画やアニメ、ビデオゲームのクリーンなラインや明るい色、親しみやすさに惹かれ、デジタルイラストレーションのクリーンなグラフィックスタイルを 絵画に再現することを得意としています。そんな独学のアーティストであるゴンテックの信条は「Figure it out as you go along」です。

ゴンテックはピッツバーグやアトランタ、ラスベガスなどでも大規模な壁画制作の依頼を受け、多くの作品を販売しています。またアメリカ国外でもパリやシンガポール、イギリスなど世界中のギャラリーで個展を開催しており、彼の作品は スウェーデンやドイツ、パリ、カナダ、香港、ブラジルなど世界中のコレクターにコレクションされています。

▼公式サイトはこちらから
https://mattgondek.com/