レオノーラ・キャリントンはイギリス生まれ、主にフランスとメキシコで活躍した画家であり彫刻家で小説家です。謎めいたシンボルに満ちた彼女の自画像（1937–1938年作）は、家の中で椅子に腰かけ　雌のハイエナに開いた手を伸ばしています。

「あなたは魔法を信じないかもしれませんが、まさにこの瞬間にも　奇妙なことは起こっているのです」かつて彼女は言いました。

「あなたの頭は跡形もなく溶けてしまった、そして私はあなたの腹を通してツツジを見ることができます」

1917年4月6日レオノーラ・キャリントンはイギリス、クレイトン・グリーンで生まれました。
彼女はフィレンツェで絵画を学び、その後ロンドンのチェルシー・カレッジ・オブ・アーツに通いました。ロンドンにいる間、彼女はロンドンに展覧会で訪れた多くのシュールレアリストたちに出会いました。すぐに彼女は彼らの環境に引き込まれ、短い間でしたが 彼女はマックス・エルンストと恋愛関係にありました。エルンストが迫害を逃れアメリカに渡った時、見捨てられた彼女は神経衰弱に陥り、入院しました。療養後、彼女はメキシコに移住し 絵を描くことを再開、ウーマンリブ運動の一員となりました。1972年にはメキシコシティの女性解放運動ポスターをデザインしました。94歳で亡くなるまでに、彼女はシュールレアリスム運動に不可欠な人物としての地位を確立していました。そして彼女は2011年メキシコシティで亡くなりました。

現在彼女の作品は　ニューヨーク近代美術館、ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクション、ロンドンのテート・ギャラリーなどにコレクションされています。

▼レオノーラ・キャリントン美術館の公式サイトはこちらから
https://www.leonoracarringtonmuseo.org/