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ARTIST/ART

ロベルト・マッタ
Roberto Matta
1911年-2002年

ロベルト・マッタ(本名:ロベルト・アントニオ・セバスチャン・マッタ・エチャウレン(Roberto Antonio Sebastian Matta Echaurren))はチリ、サンティアゴ生まれのアーティストです。

シュールレアリスムと抽象表現主義のユニークな融合で知られています。豊かな色彩、流動的なタッチで 浮遊する有機的および建築的な形態が生息する漠然とした空間。マッタの世界はシュールでSF的だと言われます。このような自身の作品をマッタは「インスケープ(心象風景)」または「心理学的形態学」と呼びました。

「私は未知のものにしか興味がなく、私自身の驚きのために働いているのです」かつて彼はこう話しました。

マッタはチリ・カトリック大学で建築とインテリアを学び、卒業後ル・コルビュジェのスタジオで働くためにパリに移りました。ヨーロッパにいる間、彼はマドリードに旅し有名なシュールレアリストであるサルバドール・ダリを紹介されました。マッタに建築図面をアンドレ・ブルトンに見せるように言い、芸術の道に進むよう勧めたのはダリでした。シュールレアリスムの一員として認められたマッタはニューヨークに移住し、油絵を描き始めました。イヴ・タンギーなどヨーロッパの友人たちとのつながりを維持しながら、マッタはアメリカで活躍しました。1948年 友人で同じく画家のアーシル・ゴーキーが自殺、その直前 ゴーキーの妻と関係のあったマッタは この悲惨な出来事の引き金となったと仲間たちから非難されるようになりました。そしてその後 マッタはヨーロッパに戻り、フランスとイタリアで残りの人生の多くを過ごしました。

マッタは1957年にはニューヨーク近代美術館で回顧展を開催、1995年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しました。彼の作品は現在、ロンドンのテートギャラリー、ニューヨーク近代美術館、ミネアポリスのウォーカー・アート・センター。ヴェネツィアのペギー・グッゲンハイム・コレクションなどに収蔵されています。

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