小松美羽は日本の風土が生み出すものにこだわり、信州を拠点に活動するアーティストです。
1984年長野県に生まれ、女子美術大学短期大学を卒業し、現在は同大学の特別招聘教授と東京藝術大学非常勤講師を務めています。彼女は2003年に大学入学後、線の美しさに惹かれ銅版画の制作を始めました。在学中に制作した作品『四十九日』が高く評価され、これをきっかけにプロへの道を歩み始めます。近年では銅版画の他、アクリル画や有田焼など制作の幅を拡大しています。
パフォーマンス性に秀でた力強い表現力で、狛犬や龍、麒麟、獅子といった神獣をテーマとした作品を発表し、海外でも大きな評価を得ています。2014年には出雲大社へ『新・風土記』を奉納して話題となり、2015年には英国チェルシーフラワーショーで、景観アーティストである石原和幸の作品『江戸の庭』に置くための狛犬の絵付けを手掛け、ゴールドメダルを受賞しました。この狛犬作品は文化財としての価値や独特の生命感を纏った芸術品としての価値を高く評価され、大英博物館日本館のパーマネントコレクションに加えられました。
2016年にはニューヨークにて「The Origin of Life」を発表し、この作品はワールド・トレード・センターに収蔵されました。2017~2018年には台湾、香港、日本での個展で観客動員数とセールス双方で新記録を樹立しました。またクリスチャン・ディオールのオフィシャル・アンバサダーへの就任や、劇中画を手掛けた映画『花戦さ』が公開されたほか、SONY「Xperia」のテレビコマーシャルに出演するなど、様々なメディアでの露出も注目されています。
「・・・できる限り多くの人に、魂の成長という生き方を知ってほしい。
神獣を通して 絵を見てくださる皆さんを、普通では見えない世界、神々の世界とつなげることが私の役割である。
自分の役割をまっとうしたいから、私の絵を見てもらいたいのだ。
その気持ちは最初から変わらない。そのために、できる限り多くの人に、私の絵を見てもらいたい
・・・実物を見てこそ感じるものがあるはずだ。絵のエネルギーに直に接してこそ魂が震えるはずだ。」
揺るぎない信念を抱き、日本の美術界へ衝撃を与え 国際的にも高い評価を得ながら 華々しく活躍の場を広げています。
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