桑田卓郎は、1981年に広島で生まれた陶芸家（セラミックアーティスト）です。京都嵯峨芸術大学で陶芸を学び、卒業後、陶芸家 財満進に師事。同世代の感覚にも通じるような表現で作陶したいとの思いと、ありきたりでないものを作りたいとの思いから、極彩色を使ったり、金属を焼き付けてメタリックにしたりするなど、陶芸の枠を超え実用性とかけ離れた表現をするようになりました。

桑田は、「梅華皮（かいらぎ）」や「石爆（いしはぜ）」など伝統的な陶芸技術と現代美術を融合させ、時には相互に刺激し挑発し合うような独創的な表現で他に類を見ない作品を生み出していることから、世界で高い評価を得ています。近年では2018年にコム デ ギャルソン店内での展示、そして「ロエベ クラフトプライズ」で特別賞を受賞するなど、モード界からも注目されています。現在は岐阜県美濃地方に構えた窯から世界へ向けて、絶えず新しいアイデアを展開、発信しています。

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