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ARTIST/ART

横尾忠則
Tadanori Yokoo
1936年−

横尾忠則は1936年、兵庫県西脇市に生まれた美術家です。1960年代から前衛とポップ、前近代的な土着性とを融合させた独自の画境で ヨコオ・ワールドを展開。グラフィックデザイナーとしてその評価は早くから海を越え、1972年にはMoMAで個展が開かれ、「日本のウォーホル」と称されるほどでした。

1980年、ニューヨークで開催されたピカソ展に衝撃を受け、2時間の鑑賞の末美術館から出てきた時には「画家宣言」をし、以降画家としてニュー・ペインティングと捉えられる具象的な作品を制作するようになりました。森羅万象を描き、夢と現とを行き来する横尾芸術に通底するのは「死」であり、「生きている延長に死があるが、僕は死の側に立って現実の生を眺める視点に立っている」と強調しています。

絵画の枠に収まらない多才な面も持ち、1970年の大阪万博では建築を担当。また2008年に発表した初の小説「ぶるうらんど」では泉鏡花文学賞を受賞しています。2000年から描き始めた「Y字路」シリーズは、故郷である西脇市に始まる様々なY字路を変幻自在に描いたもので、国際的にも高い評価を得ている代表作であり、横尾のライフワークともなっています。

公式サイトはこちらから
http://www.tadanoriyokoo.com/

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