キュリオ渡木氏との出会いは、アンディー・ウォーホルをインターネットで検索している時に偶然キュリオのホームページが目についたことがきっかけでした。
日本にありそうで無いスタイルだと思いすぐに連絡をしました。

20年以上前にサザビーズ、クリスティーズで日本の古美術を何度か購入したことがありましたが、その時と比べ落札手数料がとても上がり、おまけに消費税までつくということもあり、価格の関係で渡木さんには、オークションの代行をお願いするも、ここ最近は落札が出来ておらず、無駄足ばかりさせていると思っていました。
しかし、彼はその無駄足を気にしないばかりか、バカ丁寧に作品の資料を送り続けてくれるのです。私はその行為に甘え続けています。何しろ気楽であります。

彼のところの利点は、代行に徹していてマージンが安いことです。儲けてやろうという画商にありがちな胡散臭い感じがありません。警戒する必要がまったく無い。

私はコレクター歴35年ですが、彼と同類のにおいの画商は、渡木さんを含め3人だけです（2人はすでに物故もしくは隠居しています）。

海外ギャラリーからの買い付け、他のコレクターからの仲介を含め、渡木さんからは10点ほど購入していますが、小心者の私は、買おうと思えば買えたのになんであの作品を買わなかったのだろうと思う作品と、渡木さんのおススメで買わなかった作品とが同じくらいあります。

後悔先に立たずと思うくらい、渡木さんの提示する価格は妥当な価格です。

とりとめもなく書きましたが、「よいしょ」するわけでは無く、キュリオ渡木氏の良い点は“気楽さ、無駄足をいとわないマメさ、妥当な値段”の3点です。

欲しい作品があれば、値段を含め素直に彼に伝えてみる価値は十分にあります！