The Art World This Week　今週のアート業界　

MutualArtが配信するニュースから、今話題のアートネタをピックアップ。今週アート業界におこったアレコレを、Curioオーナー渡木のコメントと共にお届けします。


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・TEFAF Cancels Fall New York Fair as Pandemic’s Far-Reaching Impact Becomes Clear
　パンデミックの広範囲にわたる影響が明らかになり、TEFAFは秋のニューヨークフェアを中止

キャンセル対応の一環で、TEFAF(The European Fine Art Fair)は、出展者に対し、すでに支払われていたブース料金の全額払い戻しをすると発表しました。

※キュリオ・渡木コメント
『TEFAFは、美術品だけでなく、家具、アンティーク、デザインなど幅広いギャラリーが集結するフェア。超富裕層が集まります。他のアートフェアとは一線を画しているので残念。』


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・The Frick Museum announces plans to move into the old Met Breuer
　フリック美術館、メット・ブロイヤーへの移転計画を発表

美術館所蔵のオールド・マスターとその他の貴重な美術品は、2021年、ミッドセンチュリーの新しい家へと移されます。


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・German Curator Hella Mewis Kidnapped in Baghdad
　ドイツ人キュレーター、ヘラ・メヴィス、バグダッドで誘拐される

メヴィスは2台の車により拉致されたとき、自転車でオフィスから出かけていました。そのうちの1台は、地元の治安部隊が使用しているものと同様の白いピックアップトラックとされています。

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・Gavin Brown Closes His Gallery and Joins Forces With Barbara Gladstone
　ギャビン・ブラウンは彼のギャラリーを閉鎖、バーバラ・グラッドストーンと提携関係に

アートディーラーのギャビン・ブラウンが代表を務める、ギャビン・ブラウン・エンタープライズは、マンハッタンに構えたギャラリーも含め、26年間にわたる事業を精算しました。

※キュリオ・渡木コメント
『今後、特に、小さなギャラリーにとっては、厳しいだろうから、ギャラリー同士の提携や合併が増えるのではないか。』


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・Frieze Sculpture at Rockefeller Center Returns in September 2020
　ロックフェラーセンターでのフリーズ・スカルプチャー、今年9月に復活

フリーズ・ニューヨークのディレクターは、「4月22日のアースデーの50周年記念に合わせる形で予定していた、今年のフリーズ・スカルプチャーのオープニングですが、それ以来状況はめまぐるしく変わりました」と発言しました。

※キュリオ・渡木コメント
『ロックフェラーセンターを背景に、季節ごとに違うスカルプチャーが設置してあり、ニューヨークの観光名所みたいになっていましたが、あれ、フリーズとロックフェラーセンターとの合同事業だったのですね。』


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・Enrico Navarra, Collector and Author of Key Basquiat Book, Has Died at Age 67　　
エンリコ・ナヴァラ、コレクターであり「Key Basquiat Book」の著者、67歳で亡くなる

2000年に、ナヴァラとディーラーのトニー・シャフラジは、バスキアに焦点を当てた3巻からなる本を共同執筆しました。


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・Lithuania Gives Over Billboards to Help Artists Sell Works During the Pandemic　　
　リトアニア、パンデミックの間、アーティストの作品販売を助けるため、看板を提供

首都のビリニュスで取り組まれている活動は、地元のアーティストによる作品の屋外展示は、芸術部門と観光を後押しすることを目的としています。

※キュリオ・渡木コメント
『このパンデミックで、ギャラリーもアートフェアもアーティストのサポートが低調にならざるを得ないので、助かる作家が多いのでは。』


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・Keith Sonnier（1941-2020）
　キース・ソニエ亡くなる

1960～70年代のニューヨークにおけるポスト・ミニマリストシーンの主要メンバーの一人でした。