ビル・ブラントは、1904年 ドイツ人の母とイギリス人の父のもとに生まれた、イギリスを代表するモダニズム写真家です。
若かりし頃、病気療養の後にヨーロッパを転々とする中、1929年にパリで写真家としてのキャリアをスタートさせました。
alchetron.com より
その頃のフランスでは、多くの芸術家が写真を単なる記録としてではなく芸術的な表現として用いており、その面では先進国的存在でした。
ブラントは、マン・レイの作品に影響を受け、彼のスタジオでアシスタントとして学びました。
その頃に撮影されたのが、本日ご紹介するこちらの作品です。⬇︎
LOT:20210821N01《Sunday Evening》 撮影 1930年頃
1931年にイギリスへ戻ると、その多様な経済社会的コントラストに興味を持ち、あらゆる階級のドキュメントを撮り始めました。
この種の鋭いドキュメンタリーは、当時としてはまだ珍しいものであり、出版した2冊の写真集『The English at Home』と『A Night in London』は、大変画期的なものでした。また、ハーパーズ・バザーやリリパットなどの雑誌にも定期的に寄稿したほか、1940年にはイギリス情報省の依頼を受け、ロンドン大空襲の際の地下防空壕の記録も残しています。
その後終戦を迎え、1945年には平和の到来を記念し、有名な一連のヌードシリーズの制作を始めました。広角レンズやディストーションを多用した、ダイナミックで強烈な迫力を持つブラントの作品の多くは、重要な社会的コメントを含んでいるだけでなく、私的な響きをも持ち合わせています。
20世紀のイギリスで最も影響力があり、国際的にも賞賛される写真家 ビル・ブラント 。
作品詳細は、こちら ☟☟☟
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