《プライベートセール》からオートモアイのユニーク作品をご紹介致します。
オートモアイは、1990年生まれの日本人アーティスト。
デザイン系の専門学校で学び、2014年から創作活動を開始します。翌年の個展がオートモアイとしての出発点でした。会社員との二足のわらじで奮闘し、顔出しはしていません。
オートモアイは覆面作家
|テーマは匿名性
オートモアイは顔出しNGですが、その作品で描かれるヒトにも目と鼻がありません。
今回ご紹介のオートモアイ《Kirke》でも目鼻がない
“匿名という制作上のテーマは、絵を描き始めた時からあって、ずっと変わっていません。その頃、自分が何の特別さもない、たくさんいる人間のうちの1人だということを強く感じたんです。
そして、そんな自分の目線の先にある世界の中に、そもそも「顔があるヒト」がいること自体がイメージできなくなってしまって。それ以来、「顔のないヒト」を描き続けています。
私自身も含めて、社会における個人っていうのは、本当に曖昧で希薄な存在だと感じているんです。”
オートモアイはこのように語っています。
さらにその着想源として、消費されていく匿名の20代女性をイメージしているとのこと。
若い女性は、それだけである程度価値があるためSNSでも可愛い女の子が次から次へと出てくる、でも、気付いたらみんな消えていく。そういったそのときそのときで消費されていくだけの女性たちを思いながら描いているとのこと。
確かにそういった女性たちは華やかでまぶしいですが、その人となりはなかなか伝わってこず、一体どういう人なの…という匿名性に覆われた存在かもしれませんね。
オートモアイは、そういう女性に寄り添い、もしかしたら自分も重ね合わせながら、一人一人を描いているのかもしれません。
だからこそ、その作品が見る人の心に染み入ってくるのではないでしょうか。
実は、オートモアイは1990年生まれの日本人で女性であることは分かっています、しかし人種や性別を察することは難しい中性的な名前を名乗っていますね。
このように「匿名性」をひとつのテーマとするオートモアイ。やはり匿名性があるインターネットがライフラインとなった現代社会が生んだアーティストと言えそうですね。今の時代を生きるアーティスト、その力を感じてみるのはいかがでしょうか。
昨年台湾でも個展が開催されるなど、国境を越え活動の場を広げるオート・モアイ世界でも注目の作家です!
本日ご紹介のオートモアイ作品詳細は、こちら ☟☟☟
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