本日《プライベートセール》からご紹介するのは、アドリアナ・オリバーの“Family” P.P.版です。
|P.P.版
P.P.は、英語Printer’s proof(プリンターズ・プルーフ)の略で、版画の刷り職人のための作品という意味です。元々は版画を作る工房の職人達の労をねぎらうために、版画の完成時にP.P.と記載して、その版画工房のメインの職人に贈られたのがその発祥と言われています。
現在では版画工房自体に、その工房の実績を残すためといった意味で渡される版画を指します。枚数が少ないので、本刷りよりもレアです!
|描かないことで表現
写真家から画家に転向し、ポップ・アートに影響を受けたカラフルで大胆な作風で知られるアドリアナ・オリバーは、スペイン・バルセロナを拠点に活動するアーティストです。
アドリアナ・オリバーInstagramアカウントより
アドリアナ・オリバーは、あえて描かないことによって、“そこに何かがある”ことを表現するアーティストです。それは、日本画にみられる「空白の美」を思わせます。
本日ご紹介する作品も家族と思われる4人全員、目が描かれていません。“目は口ほどに物を言う”ということわざがあるほどの「目」がありません。それにも関わらず、ながめていると、この家族が団らんしているときの様子が目に浮かんでくるのが本当に不思議です。
今回ご紹介の作品 LOT:20210327EM02アドリアナ・オリバー《family》
|50年代、60年代の雰囲気
アドリアナ・オリバーの作品は、その色合いや、描かれる人物の髪型やファッション、佇まいから50、60年代の古き良き時代の雰囲気を感じさせます。また、写真家からスタートしたとあって、仕上がりはフィルム写真のようです。
本日ご紹介の作品も写真館で家族写真を撮ったという風情がありますね。家族写真を撮影すること自体、懐かしさを覚えるかもしれません。ゆったりとノスタルジーに浸りながら眺めたいというときに、おススメの作品です!
本日ご紹介の アドリアナ・オリバー作品詳細は、こちら ☟☟☟
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