本日《プライベートセール》からご紹介するのは、 ジョン・チェンバレンの大きなモノタイプ・ユニーク作品です。

ジョン・チェンバレンは1927年、アメリカ・インディアナ州出身のアーティスト。

ジャンク・アートと呼ばれる廃棄物彫刻で注目を集めました。中でも自動車のスクラップを豪快に組み合わせた、荒削りで色彩の溢れる「圧縮した車」は、1960年代のアメリカで脚光を浴びました。

よみタイム Webサイトより

｜「抽象表現主義」、「ミニマル・アート」、「POP」

20世紀後半のニューヨークの美術界では「抽象表現主義」、「ミニマル・アート」、「POP」という3つの流れが衝突することで、豊かな米国文化が生まれたと言われていますが、ジョン・チェンバレンはその3つの要素を備えた作品を産み出す稀な作家でした。ジョン・チェンバレン自身は、自分を「抽象表現主義」に属するとみていたようです。「抽象表現主義」とは、具体的なモチーフを持たず、巨大なキャンバスに描かれ、感情を表現したスタイル。

今回ご紹介の作品もサイズが209 x 74.7 cmと大きくタイトルは、”SOMETHING EXISTS IN HER”「彼女には何かが存在する」と抽象的で、想像力を掻き立てられます。

 

｜モノタイプ

 

 

また、本日ご紹介の作品はモノタイプという版画技法で制作されています。版を介する絵画であるという点では版画なのですが、モノタイプでは、ガラスや金属板などの表面にインクや絵の具などで直接描画し、これに用紙をあててプレスします。そのため、作品は1点しか得られず、複数性のあるいわゆる版とは本質を異にします。

 

もちろん、本作品もユニーク作品です。

 

 

本日ご紹介の作品 LOT:20211124T01 ジョン・チェンバレン《SOMETHING EXISTS IN HER》

 

本日ご紹介のジョン・チェンバレン作品詳細は、こちら　☟☟☟

 

LOT:20211124T01

ジョン・チェンバレン《SOMETHING EXISTS IN HER》

カラー・モノタイプ（２つのシート）

最下部にサイン

ユニーク作品

209 x 74.7 cm（シートサイズ）

１９８７年　

 

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