アンディ・ウォーホルのシリーズ作品第3弾!
グレーヴィー・シマウマ 1983年 絶滅危惧種より (F&S II. 300)
Grevy’s Zebra 1983 Endangered Species
|当時、世界で絶滅危惧種とされていた10の動物
アフリカ象、オラウータン、ジャイアント・パンダ、グレーヴィー・シマウマ…。
1983年。ウォーホルは、当時、世界で絶滅危惧種とされていた10の動物のスクリーンプリント作品を制作しました。
こちらを見つめているかのような印象的な表情。
ウォーホルの特徴である鮮やかな色。動物の運命を連想させる作品です。
このシリーズは、ウォーホルが、アートディーラーのロナルドとフレイダ・フェルドマン夫妻との環境や生態についての会話から発想を得て制作されました。
ウォーホルは、1973年の絶滅危惧種法のすべての動物に焦点を当てました。
作品は、世界各地で展示され、一部は、自然保護に取り組む団体に、ウォーホルから寄付されました。また売り上げは保護活動に募金されました。
|「お化粧した動物たち」と表現
このシリーズにより、世界の絶滅危惧種動物の現状が注目され、その生息地の保護に関心が集まりました。ウォーホル作品の中でも、最も影響力のあるシリーズと言えるでしょう。
さて、作品に登場する動物たちは、マリリン・モンローやモハメド・アリ、グレース・ケリーなどのウォーホルのポートレート・シリーズと同じく、鮮やかに色付けされています。
ウォーホルはこれを「お化粧した動物たち」と表現しました。
画像参照:カリフォルニアサイエンスアカデミーより
ほかのポートレート・シリーズと同じように作品を制作することで、動物を高い地位に置き、敬意を表し、これらの動物が地球規模で保護する重要性があることを、見るものに訴えかけています。
|世界でもっとも美しいシマウマ
今回ご案内しているシリーズ作品の1つ「グレーヴィー・シマウマ」は、世界でもっとも美しいシマウマと称されています。
縞模様が細く、くっきりとしていることが特徴です。ウォーホルに「お化粧」され、白と黒、その美しさがさらに際立っています。
余談ですが、作品が発表されてから37年。このシリーズで取り上げられた動物のうち、絶滅危惧種リストには、今もなお8匹が残っているということです。
そんなアンディ・ウォーホルの、
1983年 絶滅危惧種より「グレーヴィー・シマウマ」をご紹介。
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