The Art World This Week　今週のアート業界　

 

MutualArtが配信するニュースから、今話題のアートネタをピックアップ。
今週アート業界におこったアレコレを、Curioオーナー渡木のコメントと共にお届けします。


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・A Botched Restoration of a Painting in Spain Draws Outrage
    スペインの下手な絵画の修復、怒りを招く

 

バルトロメ・エステバン・ムリーリョによる聖母マリアの絵のコピーは、家具の修復業者によってクリーニングされた後、美しさが損なわれました。修復の専門家は、彼らの行った仕事に対し、厳しい規制を求めています。

 

※キュリオ・渡木コメント
『発注側も受注側も、共に無知としか考えられず、規制というより、再教育が必要。』


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・Theodore Roosevelt Statue to Be Removed From American Museum of Natural History
　アメリカ自然史博物館のセオドア・ルーズベルト像、撤去

 

1940年に設立されたこの像は、長い間論争を巻き起こしてきました。


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・Met Museum Plans to Open in Late August　
　メトロポリタン美術館、8月下旬にオープン予定

 

ニューヨークの段階的な「再開」が計画的に進んだ場合、メトロポリタン美術館は、早ければ7月20日に開館することが許可されます。

※キュリオ・渡木コメント
『ニューヨークの状況が変化のないまま、再開がどんな影響を及ぼすだろう』


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・Andy Warhol Foundation Awards $4. M. to U.S. Arts Organizations Against Backdrop of Uncertainty in Cultural Sector　
　アンディ・ウォーホル財団、文化分野の不確実性を背景に、アメリカの芸術団体に400万を授与

 

財団は、2020年春の助成サイクルの一環として、23の州の47の芸術団体に400万ドルを授与します。資金は、展覧会、研究、およびその他のプログラムなどをサポートします。

※キュリオ・渡木コメント
『ウォーホル財団には、多くの内部留保があるだろうから、今このタイミングで使うのはベストだろう』


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・Paris Art Experts Arrested Over Looted Antiquities
　パリのアート専門家、盗まれたアンティークで逮捕

 

5人の専門家は、アブダビにあるルーブルの別館やニューヨークのメトロポリタン美術館など、世界の主要な美術館を含むクライアントに対し、販売前に前歴を隠した疑いがあります。

※キュリオ・渡木コメント
『来歴は、美術品の価値評価のひとつの重要な指針。あってはならない』


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・A 20-Foot-Tall Statue Honors the Frontline Workers Fighting COVID-19 Around the World
　20フィート(6m)の高さの立体作品、世界でCOVID-19と最前線で戦う人々を称える

 

火曜日、アーティストのAigars Bikšeは、ラトビアのリガにあるラトビア国立美術館の屋外で行われたセレモニーで、この作品を発表しました。


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・Curators at Guggenheim Demand ‘Urgent’ Reforms of Racial Inequities at Museum
　グッゲンハイムのキュレーター、美術館における人種的不平等を“緊急で”改革すること要求

 

マネージメント部門に宛てられた書簡には、マイノリティーに向けた採用努力とゲストキュレーターの扱いについての調査を要求しています。


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・Philadelphia Museum of Art Plans to Shed at Least 100 Employees — More Than 20% of Its Staff
　フィラデルフィア美術館、少なくとも100人の従業員の削減を予定。これは美術館スタッフの20％以上にあたります。

 

美術館関係者は、水曜日に行われたウェブミーティングで発表し、7月6日は解雇が実施されるということです。

※キュリオ・渡木コメント
『これは今、どこの美術館でも、今すぐに起こり得る事案であり、美術館だけでなく、ギャラリー、オークションハウスなど業界全体が直面しているだろう』

 

 

 

 

 

※この記事はMutualArt Magazine の掲載記事「The Art World This Week」の抄訳です。