今日は、葛飾北斎《参議篁(小野篁)の詩(和歌)》をご紹介します。
「世界一有名で謎に満ちた日本人」と言われる葛飾北斎は、1760年に東京都墨田区に生まれた画家であり、日本を代表する浮世絵師。
90歳という当時稀にみる長寿を絵筆とともに全うし、約70年間の画業で現存するだけでも3万点を超える作品を残しています。
北斎の代表作『冨嶽三十六景』は、とても有名ですね。
浮世絵では風景画や春画、奇想画、さらには肉筆画と多岐にわたる絵を描いており、一見するとひとりの絵師が描いたものとは思えないほど画風の違いがみられます。
そして、本日ご紹介する《参議篁(小野篁)の詩(和歌)》は、
『百人一首乳母か繪とき』からの和歌が題材で、「百人一首の和歌の内容を乳母(うば)が子供に絵で説明する」という意味で、和歌に詠まれた情景が、あるときは歌人たちと同時代の風俗として描かれ、またあるときは江戸時代の風俗に見立てられているそうです。
「参議篁」は、小野篁が詠んだ歌
「わたの原 八十島(やそしま)かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人(あま)の釣舟」
「海人」は男性の漁師をさす言葉ですが、北斎はこれを女性の海女としてアワビを取る海女たちの姿描いています。
波の間で見え隠れする海女の姿が、力強く印象的な作品です。
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