■ 青に魅せられたアーティスト　イヴ・クライン

イヴ・クライン（Yves Klein）。
1928年、画家である両親の元、ニースに生まれたアーティストです。

1962年に、34歳という若さで夭折し、実際にアーティストとして活躍したのは、1950年代後半からの数年にすぎません。

しかし、その間にモノクローム絵画を始め、裸体の女性に塗料を塗布しキャンバスに押し当てる「人体測定」やキャンバスにガスバーナーをあて、火の跡を焼き付ける「火」のシリーズなど、独創的な表現を開拓しました。

様々な作品を生み出したクラインですが、彼を語るうえで欠かせないのは「インターナショナル・クライン・ブルー」でしょう。

青という色に魅了され、自ら「インターナショナル・クライン・ブルー（IKB)」という顔料を開発。特許も取得しています。

一見してすぐに、クラインの作品だとわかる、引き込まれるような深さのある青。

生まれ故郷ニースの空の色であるとともに、宇宙の神秘的なエネルギーに通じる色として頻繁に作品に用いています。

 




そんな彼独自の青、「インターナショナル・クライン・ブルー」で彩られた作品をご紹介しましょう。




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今回は、テーブルもご紹介します。

これは彼が1961年にデザインし、その死後、妻でアーティストのRotraut Klein-Moquayの監修のもと制作されています。作品と並び、人気の高い商品です。

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