今年も、残り5か月となりました。
8月は、世界的にも、アート業界は夏休みでしょうけれど、9月になると、さまざま動き出します。
9月以降の主要なアートフェアをご紹介してまいりましょう。
9月の初旬、Frieze Seoulが開催されます。今回が2回目となります。Friezeは、ソウルのほかに、ロンドン、ロサンゼルス、ニューヨークなどで開催され、Art Baselの次に大きな規模のアートフェアでしょう。
昨年は、私は行きませんでしたが、今年は行こうかな、と思っています。ソウルのアートマーケットの熱気がどんな様子か、いま一番興味あります。Friezeがなぜ、アジアの初の拠点を香港ではなく、ソウルに決めたのか、その辺りも気になります。
■Frieze Seoul(ソウル)2023年9⽉6〜9⽇
https://www.frieze.com/fairs/frieze-seoul
その翌月は、ロンドンでもFriezeです。
■Frieze London(ロンドン)2023年10⽉11〜15⽇
https://www.frieze.com/fairs/frieze-london
■Frieze Master(ロンドン)2023年10⽉11〜15⽇
https://www.frieze.com/fairs/frieze-masters
日本では、あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、アーモリー・ショーも、規模の大きなアートフェアのひとつです。ただ、開催は、ニューヨークだけなので、知らない方が多いのでしょうね。最初に開催されたのは、1913年ですので、もう110年も続いている、たいへん歴史の長いアートフェアです。世界最大規模のアート・バーセルでさえ、1970年が、初開催です。私は、去年、初めて行きましたが、ローカルな感じなのかと思っていたら、さすがニューヨーク、とても活気がありました。同時期にいくつかの小さなアートフェアも見つけ、スケジュールいっぱいでした。
■The Armory Show(ニューヨーク)2023年9⽉8〜10⽇
https://www.thearmoryshow.com/
10月は、パリ。といえば、かつては、FIACでしたが、いまは、Paris+ par Art Baselとなっています。協力関係といったところでしょう。
■Paris+ Par Art Basel(パリ)2023年10⽉19〜22⽇
https://parisplus.artbasel.com/visitor-information
12月は、アート・バーセル・マイアミです。規模も、私の実感では、世界最大規模と思いますが、同時期に、様々なアートフェアが開催されます。すべてを把握できたわけではありませんが、事前に会場入りする前に、日本で下調べしただけでも、アート・バーセル・マイアミ以外に、大小合わせて10のアートフェアを確認。現地入りし、周辺を散策したりすると、さらに見つかるので、もう、どのくらいのアート愛好家と、関係者がマイアミ入りしているのか、まったくわからない状態です。これが毎年なのですから、その熱気は凄まじいです。アート・バーセル・バーセルは、6月開催ですが、発祥地ですので、かなり熱気がありますが、規模では、圧倒的にマイアミです。
■Art Basel Miami Beach(マイアミ)2023年12⽉8〜10⽇
https://www.artbasel.com/miami-beach
■NADA(マイアミ)2023年12⽉5⽇〜12⽉9⽇
https://www.newartdealers.org/programs/nada-miami-2023/introduction
どのアートフェアがおすすめ、ということはありませんが、大きな規模のアートフェアは、ぜひ一度は機会を作って、足を運んでみていただきたいです。
画像:202303 HONGKONGより
とねぎ